第34号メールマガジン 2017年05月30日配信
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日本産業洗浄協議会 メールマガジン 第34号
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第34号をお送り致します。
今回は、(1)2016年度洗浄技術検定合格者の感想
(2)JICC会員の紹介
*このメールは、日本産業洗浄協議会の各種イベントでお預かりしたメールアドレス宛に
お送りしています。不要な方は、末尾にてその旨ご返信下さい。
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トピックス
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2016年度洗浄技術検定合格者の感想
2016年度の洗浄技術検定の合格者の方に感想を書いて頂きました。
2017年度も実施されますが、受験を検討されている方々の参考になれば幸いです。
1)株式会社トクヤマMETEL 甲斐 博泰 氏
「目指せ! 洗浄マイスター」
洗浄技術検定1級に合格しました。初代合格者の一員に名を
連ねる事ができて大変光栄です。
1級への受験は実務経験5年から10年の方を想定していると
いう中で、私は企画畑を中心に5年前後のキャリアしかなく、
洗浄現場での「実務」はほぼゼロの状態でのチャレンジでした。
洗浄剤を製造販売している当社のメンバーは10年以上洗浄に
携わっている者も多く、彼らが現場で営業や技術対応をし、私が
経営を担当するという役割分担があります。
とは言え、日々いろんな専門用語を耳にする中で、門前の小僧よろしくそれなりに分かったつもりで
おりましたが、どこかで知識の整理をして、さらには本当の洗浄のプロに成長しなければと思って
いたところでした。
さて、事前講習会に申し込むと早速テキストが送られてきましたが、A4版で300ページ弱の
想像を超えたボリュームで少し腰が抜けた記憶があります。
内容は洗浄に関連する広範な内容が網羅されており、事前講習会の受講と併せて体系的に洗浄に関
する理論を取得するには良い教材であったと思います。
一方で検定試験は中途半端な知識では回答できない問題ばかりで、かなり難しかった印象があります。
1級試験に向けての勉強で頭の整理はできましたが、洗浄の現場でお客様に様々な提案ができてこそ
洗浄のプロだと思います。1級合格者は洗浄マイスターの受験資格が与えられますが、その試験では
実際の現場力が試されるようです。この洗浄マイスターの称号を得る事が多くの洗浄マンの目標で
あろうかと思います。
当社では数年後には全員がいずれかの試験で合格し、且つ数人のマイスターが輩出できればと考えて
おります。
そのような体制になれば今以上にお客様が満足していただける仕事ができていくと考えております。
2)日進化成株式会社 末廣 真久 氏
私、日進化成㈱末廣は、2016年11月に実施された洗浄技術
検定試験2級に合格致しました。
昨今の洗浄市場はユーザー各々の洗浄度への要求が向上し、また
ランニングコスト低減・曝露軽減等も要求され、溶剤商社には
洗浄装置を含めたコンサルティング的な役割が必要となっていると
思います。そのような背景の中、この度の洗浄技術検定では洗浄
の概念・種類・使用方法〜洗浄装置、そして関係法令概要に至る
まで、限られた時間の中、各講師が豊富な知見・知識で懇切丁寧に
ご説明頂き、とても理解し易い内容でありました。また、洗浄を取り扱う同業種の方々も多数参加
されており、その雰囲気に獅子奮迅し臨めた事はプラスであったかと思います。
今回の洗浄技術検定試験合格を自信に繋げ、業務に活かすと共に、今年は検定試験1級に挑戦し
更なる飛躍を目指す考えです。
JICC会員の紹介
【横浜油脂工業株式会社】
横浜油脂工業株式会社は、1929(昭和4)年創業、今年で88周年を迎える研究開発型メー
カーです。現在は自動車/空調/ビルメンテナンスを主とする化成品事業、食用加工油脂/機能性
食品を主とする機能性食品事業、そして精密洗浄分野の“セミクリーン事業”を展開しています。
セミクリーン事業部では、フロン代替の水系精密洗浄剤の開発に成功して以来、環境や法規制に
対応した水系・非危険物の精密部品用洗浄剤・剥離剤を提供してきました。サブミクロンの精度を
求めるフラットパネルディスプレイやハードディスクなどの電子デバイス分野、光学部品産業
分野等で、現地生産拠点も整備し事業展開を進めています。また、各種塗装樹脂剥離分野では、
環境・作業者に配慮し、高スループット製品をラインナップしております。これからも、“ソリュー
ション・カンパニー”として、環境問題に配慮した製品作りを心がけながらお客様に最適な価値
創造を実現して参ります。
会社URL: http://www.yof-linda.co.jp/
【ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社】
ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社は、ライオングループでB to B事業を展開する
化学品部門と関係会社が統合して2015年7月に創業しました。
界面科学に関する技術を基軸とし、各社がそれぞれの長い歴史の中で培った技術を結集したことで、
最先端の自動車、電気電子産業から日用品まであらゆる分野で役立つ製品を取り揃えるようになり
ました。
えば、天然パーム油・ヤシ油を原料とした「パステルシリーズ」、フロンや有機溶剤を使用しない
水系洗浄剤「サンウォッシュシリーズ」、ハイブリッド・電気自動車の2次電池材料「ケッチェン
ブラック」、ゴム・繊維加工用の薬剤、ポリマー粘着剤など、特徴のある製品を展開しております。
会社URL:http://www.lion-specialty-chem.co.jp/ja/
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シリーズ連載 洗浄にかかわる用語解説
(83.リスクリダクション 84.レスポンシブル・ケア 85.環境リスク)
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83.リスクリダクション Risk Reduction
有害化学物質のリスク低減は、よりクリーンな物質及びプログラム、放出量の登録、製品の表示、
使用制限、経済的な方策、さらに有害物質の禁止、規制などにより行われる。
84.レスポンシブル・ケア Responsible Care
化学業界において化学製品の 開発から製造・使用を経て廃棄に至る全ライフサイクルにわたって、
人の健康及び環境を保護するように配慮し、経営方針においてこれを公約し環境・安全・健康面の
対策を実行し、改善を図っていく国際的な運動のこと。わが国では㈳日本化学工業教会内に日本レス
ポンシブル・ケア協議会を設置し、普及に努めている。
85.環境リスク Environment Risk
化学物質の環境リスクとは、環境中に排出された化学物質が人の健康や動物の生息、または生育に
悪い影響を及ぼすおそれのあることをいう。その大きさは、化学物質の有害性の程度と、呼吸、飲食、
皮膚接触などの経路でどれだけ化学物質を取り込んだか(暴露量)で決まり、概念的には次のように
表される。化学物質の環境リスク=有害性の程度×暴露量。化学物質は、安全なものと有害なものに
二分することはできない。例えば、有害性が低くても大量に暴露すれば悪影響が生じる可能性は非常に
高くなり、逆に有害性が高い物質であってもごく微量の暴筒であれば、悪影響が生じる可能性は低く
なる。技術的、費用的な面で限界があるものの、暴露量を少なくしたり、有害性の低い物質を使用
したりすることで、環境リスクを低減することができる。このため、化学物質の適切な管理と使用が
望まれる。
(以上は、産業洗浄技術情報誌「産業洗浄No.11 2013年3月」より抜粋)
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最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともご愛顧のほどよろしくお願い致します。
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日本産業洗浄協議会(JICC)事務局
Japan Industrial Conference on Cleaning
住所:〒105-0011 東京都港区芝公園1-3-5 バルコ御成門6F
電話:03-5777-0791 FAX:03-5777-0675
URL : http://www.jicc.org/
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